都市内農建連携〈アグリ事業〉〜連携体で行う事業~

大型コンテナ畑

大型コンテナ畑の開発について

 「コンテナ野菜畑」とは、地表面より70cm程度、農地面を上げた移動可能な箱状の野菜用耕地である。本事業では恒久使用を想定した「大型コンテナ畑」の製品開発を大学・研究機関等と共同で行う。自動灌水システムを備えて接地面に一切排水しないドライタイプの「大型コンテナ畑」は、老人・子ども・車いすにも幅広く対応でき、総合病院・老人保健施設・各種公共施設等でのユニバーサルな菜園活動の装置として高い市場性が見込まれる上、設置後の管理運営ビジネスも期待できる。

【ビジネス目標(H25年〜)】
 販売・運営・維持事業化
 (都市内農地の耕起ビジネスを含め年商1,000万円目標)

(1)大型コンテナのイメージ
 都市内の様々な施設空間(学校・病院・老人介護施設、企業、屋上、マンション・ベランダ等)に設置、移動可能な野菜・果樹用の大型コンテナ畑を開発し、製品販売・リース業を行う。


(2)大型コンテナ畑の研究と試作
 大型コンテナの開発にあたっては、軽くて設置や撤去に負荷がかからず、耐久性や安全性に優れた製品とする必要がある。そのため、以下の5点について重点的に検討をすすめる。




(3) 最適投入畑土の調査と製造方法
 昨年度のアグリ事業での試験により、畑土の土質改良については事前調査の分析によって改良目標を定め、可搬式の土砂混合機によって設定値に近い土性改良結果が得られた。本年度に行うプランター内の最適土については、プランターで発育させる野菜の種類によって土性を変える必要があるため、これの調査・研究を行うこととする。

(4)耐久性等使用実験と発育状態の確認
 耐久性等の使用実験と発育状態の確認にあたっては、連携体企業内などで行う。あわせて、学校や病院などと連携し、期間限定で実験的にプランターを設置させていただき、その状態や利用状況をモニターする。

(5)維持管理(会員制方式)の検討
 コンテナのリース行い、設置・撤去・最適土壌の供給・入替え・収穫等のメンテナンスとコンサルティング業を含めたボックス畑作システム(会員制方式)を構築し、事業化を目指す内容とする。

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